地域密着型の不動産屋さん
のぼり旗が揺れる小さなお店、手書きの図面が貼られた窓、そしてふと顔を出す店主さん
そんな雰囲気の地域密着型の不動産屋さんには、個人経営のアットホームな店舗から、地元に根ざした中堅企業まで、さまざまな形があります。
どの店舗も共通しているのは、お客様一人ひとりに寄り添った丁寧なサービス。落ち着いた空間で、納得いくまでじっくり相談できるのが魅力です。
見た目・雰囲気

- 店構えは小ぢんまり。静かな店内でじっくり相談できる
- 加盟協会やポータルサイトの旗、手作りの間取り図など、素朴さの中に個性あり

- 外から中が見えにくい造りが多く、最初は入りづらい店もある
- 店主がウィンドウ越しに声をかけてくれることがある
- 小さなカウンターの他にソファ席があったりする
特徴

- 自社物件を主に扱う【自社で所有・管理しているor大家さんから直接依頼された物件】
- 他社物件も扱うが、繁忙期は自社物件に集中する店が多い
- 来店から成約までの期間は短~長 その時のタイミングによる
- 小規模のお店が多く、初めて行く街では見つけにくい
- 自社物件については、どこの不動産屋よりも現状を把握している
- 地域の企業、学校、商店街等と長年関わりがあり詳しい
- 入居後の生活で困った点などを相談しやすい
- 不動産業界全体の共有情報に載せない物件があったりする
営業スタイル
自社物件は退室までサポート

- 接客マニュアルはなく、お店や担当する人によって様々。フレンドリーな人は少ない
- 自社で管理している物件は鍵を持っているため、内見までスムーズ
- 内見~契約~入居~退室まで同じ会社が担当する事が多い
- 契約を急かさず、合う物件がなければ「またご縁があれば」と見送ることも
建物の雰囲気を説明できる

- 自社物件は良い点・悪い点、建物の雰囲気を説明できる
- 帰って少し検討したいと言っても対応してくれる
- 予算や間取り以外に、お客様と既入居者の相性なども考慮しながら紹介してくれる
- 部屋の現状を見て必要であれば、大家さんに値引や設備交換などを交渉してくれる
デメリット
物件数・少ない
- 大手と比べると、取扱物件数はかなり少ない
- クレジットカードが使えない ポイント付与がない
- 地域密着型は何件も巡らないと自分好みの物件に出会えない場合がある

テンションは低め
- 入居する方とは年単位のお付き合いになるため、テンションは低めな人が多い
- 大家さんや既入居者との相性なども考慮し紹介するため、予算内でも勧めない時がある
- 家賃や手数料をとにかく値切りたい人には、そっけない対応をされることも
(管理会社は大家さん代理でもあるため不当な値引には応じない)

こんな人にオススメ
居住空間を重視したい方に!

大家さんが住んでいるアパート、大学生が多く住むアパート、社会人が多く住むマンション…etc
- 学校や通勤する場所など、住む地域が決まっている
- 初めての一人暮らしで入居後が不安(遠方にお住まいの新入生の親御さん)
- 理想の間取りよりも、安心して生活できる環境を重視したい
- 不動産屋を何件か巡って、地域の様子をみたい
- 落ち着いた雰囲気で部屋を探したい
- 収入など個人情報を不特定多数に知られたくない
※今回は、大きく2つに分けて説明していますが
【多店舗展開型で自社物件を主に扱う店】【地域密着型で他社物件を主に扱う店】もあり、扱う物件の比率は各社で違います。